Webサイトで集客を考えている人は多いのではないでしょうか?Webサイトで集客をする場合、店舗マーケティングについて知識があると、より効果的に集客をすることができます。

そこでこの記事では、店舗マーケティングの知識から、Webサイト・インスタグラムなどのSNSを利用して集客する方法について解説していきます。

店舗売上をもっと上げたい!今よりもっと集客したい!という方は必見です。Webサイトで集客する以外の方法、チラシなどの集客についても解説しています。

店舗マーケティングとは

店舗マーケティングとは、調査(リサーチ)を行い、商品企画を行う。
実際に商品を開発し、それを販売する。
この一連のマーケティング活動のことを指します。

目的としては、売り上げを伸ばすことが軸となっており、店頭での販促活動だけではなく売上拡大のためのCMや新商品キャンペーンや市場調査なども店舗マーケティングの一種です。

店舗マーケティングをより効果的に実行するには、ターゲットを明確化することが非常に大きなポイントです。自己満足の商品ではニーズに合わない場合があり、しっかりと調査を行わなければいけません。

お客様の目線で、どのようなニーズがあるのかを一つ一つ確認していき店舗マーケティングを進める必要があります。

集客・売上に繋がる3つの要素

店舗売上は以下の3つの要素で決まります。

店舗売上=来店客数×購買率×平均客単価

店鋪売上は、3つの重要な要素(KPIともいう)を理解することで、集客と売上をアップすることができるのです。逆に言えば、3つのKPIを意識して改善していかなければ、売上を伸ばしていく事ができないということです。

これから3つのKPIをより理解するために深掘りしていきます。

来店客数

来店客数は、お店に来店しにきたお客様の人数のことを指します。

まずは、お客様に来店してもらわないと、購入を考えるという行為も生まれないので、一番重要な部分です。さらに、来ていただいたお客様に再度来てもらうように工夫する方法を考えなくてはいけません。

よって、来店客数は大きく分けて2種類あります。新規のお客様とリーピーターのお客様です。

新規のお客様とリピーターのお客様はそれぞれ集客方法は違います。

新規お客様を増やす方法は「認知度をあげる」事が重要となっており、WebサイトやSNSなどを利用する。チラシやフリーペーパーを利用するなどして集客を行います。

対して、リピーターを増やす方法は「また来たいと思うきっかけを作る」事が重要です。クーポンを配布する事でお買い得情報を伝えて来店を促します。他にも、来店ポイントを作って5回に1回無料で利用できるという仕組みを作り、またお店に来たいと思ってもらえる方法で集客します。

効果的なリサーチ方法は、商圏分析がおすすめです。リサーチをして、どのようなサービスを作るのかを考える材料にする事ができます。

購買率

購買率は、来客した人数に対してどのくらい商品やサービスを購入したのかを数字で表したものになります。

購買率を調べるときは、購入客数×来店客数の公式に数字を当てはめると出てきます。せっかく来店客数を増やしたのに、何も買ってもらえないのは非常にもったいないです。

以下の方法で買ってくれる人を増やすことを促すことができます。

・商品ラインナップ・価格の見直し

・商品の陳列・導線の見直し

・決済方法を増やす

他にも、年齢や属人性に合わせてタイムセールを行うことなどが例に挙げられます。

効果的なリサーチ方法は、ABC分析・ポジショニングマップがおすすめです。自社製品を他社と比べてどうなのか。店舗付近に住んでいる人の年齢層は?何歳くらいなのかなどを見える化して対策を考えることができます。

平均客単価

平均客単価は、一人当たりの平均購入金額のことを指します。平均客単価を調べる場合は、商品売上➗顧客の数で求める事ができます。

計算をするときは、条件やカテゴリーを絞ることが重要です。例えば、1月の平均客単価を調べたり、1年間に変えて調べてみる。他にも、同じ期間を条件にカテゴリーを指定して調べることで、より詳しく分析ができます。

平均客単価を知ることで、何を改善しなければいけないのかを明確にする事ができます。

客単価平均をあげるには次の方法があります。

一つ目は「クロスセル」といい、買おうと検討している商品とは別の商品を単体、もしくはセットで購入してもらう方法。


二つ目は「アップセル」といい、お客様が持っている商品の上位モデルを提案し購入してもらう方法の二通りがあります。

クロスセルに効果的なリサーチ方法は、バスケット分析がおすすめとなっています。データをもとに、改善策を見つけていきましょう。

店舗集客の戦略方法

店舗集客に有効な戦略は、2種類あります。

Webサイトなどを利用したオンライン戦略とチラシなどを利用したオフライン戦略となっており、共にいい点や悪い点があります。

理解した上で、集客に活かしましょう。

Webサイトなどのオンライン戦略

 オンライン戦略は、Webを用いたインターネットの利用やSNSになります。

・Webサイト(ホームページなど)

・Web広告(リスティング広告など)

・SNS(インスタグラムやX(旧Twitter))

現在、インターネットやSNSを利用しての集客が主流になっており、非常に多くの人の目につくので、外せない戦略です。

引用:総務省データ集 第3章第8節

上記の画像は上から「インターネットの利用率(個人)」「SNSの利用率(日本)」についての画像です。

画像からも分かるように、Webサイトを利用した集客は非常に効果があり、ホームページは作っておいた方がいいでしょう。自分で作成できないという事であれば、依頼して作成してもらってください。

実際は、Webサイトは検索してもらわないとみられる事がないので、SNSでの宣伝を行い露出を増やしていく方法がおすすめです。

手軽で宣伝効果の高い方法について以下に深掘りしていきます。

インスタグラムの活用方法

インスタグラムでの集客方法はいくつかありますが、特に意識しておいた方がいい方法をお伝えします。

・インスタ映えする写真や動画を投稿

・継続的な投稿(ハッシュタグをつける)

・コメントなどのコミュニケーションを大切にする

年齢層は、若年層の10代〜20代が利用しているので、インスタ映えの写真や動画は外せません。

さらに、継続的な投稿をすることで新規表示の確率をあげる事ができ、露出を増やすチャンスが出てきます。一度でも大きく拡散(バズる)されると、不特定多数の人に情報が流れ、お店を知ってもらうきっかけができます。

他にも、コメントにも意識して適度にコミュニケーションをとり、来店したいと思われるようにする事が重要となっています。

SNSの最大の魅力は、無料で宣伝できるところなので非常にコスパがいいです。

X(旧Twitter)の活用方法

X(旧Twitter)の集客方法は、インスタグラムのやり方とあまり変わりません。

しかし、Xとインスタグラムは大きく違う点があります。それは、インスタグラムは画像や動画をきっかけとしてみてもらうのに対して、Xは、文章がきっかけで宣伝することがメインとなるところです。

よって、Xではキャンペーンの告知や商品のPRでの利用がメインとなってくる傾向にあります。

それぞれの特徴を活かして、効率よく発信していきましょう。

チラシなどのオフライン戦略

チラシなどのオフライン戦略は地域密着型となっており、お店付近や地域に住んでいる人に向けて発信していく戦略です。

昔からある戦略ですが、オンラインとは違い年齢・性別関係なく目に付くものとなっており宣伝効果は高いです。しかし、風景の一つとなる可能性が高いのも事実です。

・チラシ

・看板

・駅のポスター

オフライン広告は、「コストが高くなる」デメリットがあります。場所や種類にもよりますが費用が大きく変わってきます。今回は、看板を例にします。

看板相場一(込みの値段)

駅看板ポスター→5〜15万円程 看板→15万円以上
電柱広告1〜2万円程
壁面看板外照明タイプ→15〜20万円程 内照明タイプ→25〜55万円程
屋上看板20〜50万円程
野立て看板1畳タイプ→8〜15万円程 2畳タイプ→20〜35万円程
デジタルサイネージ屋内→10〜40万円程 屋外→50〜300万円程

駅看板は、駅を利用する多くの人に向けて宣伝できます。屋上看板は、通行人だけでなく通り過ぎる車両に向けて宣伝することができます。

このように、看板一つとってみても多くの種類があるのです。ターゲットに効果的に宣伝するのはどの看板か?どの場所に・いつまで利用するのかを慎重に考える必要があります。

まとめ

如何でしたでしょうか?店舗売上をあげるためには、何が足りていないのか。何を改善することで、どんな効果が現れそうなのかを把握する事が大事です。

内容に合わせた対策を行うことで、より効果的な売上・集客に繋げる事ができます。オンラインとオフラインで、それぞれの特徴を理解した上で効果的な施策を行っていきましょう。